第17回バスケタリー展リポート
■展覧会事務局:内野敏子・久保容子・陣内律子■



◆2会場共通のDM(デザイン:菊池ゆかり)
掲載作品は左より : 久保容子/陣内律子/内野敏子/臼田幸子/佃真弓/
仁尾敬二/谷川鶴子/高橋静子/田辺健雄/蔭山雅代/森川心子


17回目となるこの展覧会はメインの山脇ギャラリー(東京・市ヶ谷)に加え、千疋屋ギャラリー(東京・京橋)にて参加者有志による「Chance! もうひとつのバスタリー展」を開催しました。

第17回バスケタリー展
2004.4.9(金)〜20(火)日曜休廊・会期10日間
於:山脇ギャラリー東京都千代田区九段南4-8-21

出展者(35名)
芦原祚子・荒木峰子・板橋幸知子・岩崎睦美・臼田幸子・内野敏子・大石明美
小川京子・奥野裕子・蔭山雅代・構井直美・川瀬三重子・菊池ゆかり
(初参加)
岸良子・久保容子・斉藤寿美子・陣内律子・関口千鶴子・関島寿子・高橋静子
高宮紀子・高柳良江・田辺健雄
(初参加)・谷川鶴子・田村道子・佃真弓
仁尾敬二・
畑山典江・深井美智子・星野泰子・本間一恵・松山茂・森川心子
吉田雅子・吉屋慧実子

搬入は会期の前日。レイアウト終了後は恒例のギャラリートークとなりました。山脇ギャラリーでは物販が許可されていないので、展示のみとなりましたが、お天気にも恵まれ、多くのお客さまにいらしていただけました。特に4/15のスライドレクチャーの前後は会場がすぐ近くだったこともあり、そこから流れていらしゃった方々でにぎやかでした。


左:ギャラリー入り口の看板
右:ギャラリー前の通り。市ヶ谷駅からほど近く、平日はオフィス街なので人通りも多い


左:今回のポスター。人気が高かったので、千疋屋ギャラリーで販売することになりました
右:外から山脇ギャラリーを望む


左:会場に入ってすぐの受付席。芳名帳もここにあります
右:作家の個人的資料や過去のバスケタリーニュースなどの閲覧コーナーも設けました


展示の様子



通常の展示台の他に黒いプラダンボールでレイアウトを行いました。


今回各作家の作品の横に小さなノートを設置しました。
来場者や出展者からのメッセージが書き込まれ、いい記念となりました。
このノートは今後も継続される予定。

Chance!もうひとつのバスケタリー展
2004.4.12(月)〜17(土)会期6日間
於:千疋屋ギャラリー東京都中央区京橋1-1-9

出展者(23名)
板橋幸知子・岩崎睦美・臼田幸子・内野敏子・小川京子・奥野裕子・川瀬三重子
久保容子・陣内律子・関口千鶴子・高橋静子・高宮紀子・谷川鶴子・田村道子
佃真弓・仁尾敬二・畑山典江・深井美智子・星野泰子・本間一恵・松山茂
森川心子・吉屋慧実子

こちらでは物販ができたので、展覧会図録の他に多数の販売品目が集結しました。両方の展覧会に出展しているメンバーはかなり忙しい数日間となってしまいましたが、活気のある毎日でもありました。


左:千疋屋のビル。この2Fに千疋屋ギャラリーがあります
右:前の通りはいつも人通りが多い


左:入り口の看板
右:2タイプ制作してもらったポスター。最後は記念に出展者に差し上げました。


左:ギャラリーの入り口
右:入り口を入るとすぐに芳名帳があります


展示の様子


物販の様子。会場のコーナーを物販コーナーにしました
撮影したのが会期後半だったので、既に書籍やポストカードは品薄状態


こちらでもバスケタリーニュースの閲覧を行いました
(協力:バスケタリーニュース)

第17回バスケタリー展・スライドレクチャー
2004.4.15(木)14:00〜15:15
於:アルカディア市ヶ谷東京都千代田区九段北4-2-25
スライドレクチャー入場料:1,000円

■第1部
「イギリスバスケタリー紀行」
    解説:本間一恵

■第2部
「新人作家による〜自作品を巡って〜」
    解説:内野敏子、岸良子、久保容子、陣内律子

こちらも会場いっぱい、定員以上のお客さまをお迎えすることができました。
第1部の本間氏のスライドレクチャーはなかなか触れることのできない興味深い内容と画像で楽しみながら聞くことができました。参加してくださった方たちもとても楽しんでいらっしゃいました。
第2部の新人作家による作品解説は、準備もままならず100%とは言えなかったと思いますが、周りの方のご協力によりなんとか終了することができました。残った時間で様々なディスカッションができたことも有意義でした。

その他
■第17回バスケタリー展図録
1,500円/A4サイズ/76ページ/表紙のみカラー仕様

各作家の作品ページに加え、バスケタリー展周辺の出来事(4)、バスケタリー展の歩み等、濃い内容のページ構成。展覧会終了後は「バスケタリーニュース」にて販売中。

個人ページ原稿:各作家
表紙デザイン:菊池ゆかり
原稿協力:高宮紀子他
製作:展覧会事務局

展覧会を終えて思うこと:事務局より
 終わってしまった今では、こうすればよかったとかああすればよかったとか、たくさん思い浮かんできますが、最初は雲をつかむような状況で始まった事務局。それも2会場ということになり焦りました。でも結果的には事務局が3名ということになり、ひとりダウンしてもふたりは動けるというありがたい状況で1年近くの準備期間をある意味楽しく過ごすことができました。打合せのために長居できるお店を探した事が懐かしいです。
 訳の分からない私たちに快く協力してくださった出展者および周りの方々に感謝しつつ、これが長い間の積み重ねなんだな〜と感心しました。
 メンバーの方々のフットワークの良さ、物作りに対する真摯な態度、生まれてくる作品、またたくさんのことを吸収できたような気がします。18回は都合で出展できないのですが、今後のバスケタリー展の行方をずっと見て行きたい、そしてもっと多くの方に足を運んでいただけるように努力して行きたいなと思っています。

・・・・・内野敏子


 バスケタリ−展に参加するのが、2回目と3回目の当番3人は色々解らない事ばかり。手分けをして調べたり、それを持ち寄って話しあったりの繰り返しでした。皆で悩んだりもしましたが、そうする事で、過去何回も行われてきたバスケタリ−展の歴史や意味を、より感じられるようになったと思います。 自分にとってうれしかったのは、当番で一緒だったお2人をはじめ、他の方とも今までよりお話できて、興味の壼が近い人が集まっている事を、強く認識できたことです。それはとても居心地のいい場所だという事です。

・・・・・久保容子


 第16回バスケタリー展に初めて出展、第翌年の17回には3人の仲間で会の運営を担当しました。大勢の方の力強い協力があって、無事に大17回バスケタリー展を終えることができました。
 バスケタリー展に出展してみて、なんといっても一番印象に残ったのは、搬入当日、レイアウトが終わったあとに行う、ギャラリートークでした。画廊が閉まるまでの短い時間でもあり、全員というわけにはいかないのですが、作品を前にして、作家から直接、作品ができあがるまでの考え方の変化や、材料の扱いでの苦労話などをきけるのは、本当に面白く、自分の作品づくりにもつながる貴重な時間だと思いました。また、経験の浅い私たちの作品に対する話も真摯にきいてもらえて、さまざまな質問がでてくる中で、自分の作品を再考するよい機会となりました。
 第17回では、このようなギャラリートークをもっと大勢の方々に開かれた形で、実現できないかと考え、それまでも行われていた「スライドレクチャー」を不完全ながら、出品者が自作について語るというイベントにしてみました。自作について語る人数が少なかったこと、また会場に来てくださった方々とのコミュニケーションが十分にはとれなかったことなど、課題を残しました。しかし、こうした機会は貴重であり、バスケットメーカーはもとより、観にきてくださる方々にとっても、バスケタリー展の魅力のひとつになりえるのではないかと思います。
 また、このウェブができたことによって、出品者が自ら運営する手作りの展覧会の良さを残しながら、バスケタリー展を知る人がもっと増えるといいなと思います。

・・・・・陣内律子




以上です(*^^*)